1963-03-19 第43回国会 参議院 石炭対策特別委員会 第5号
そのほか弱粘が入って参りますのが樺太炭が入って参ります。この樺太炭につきましては、日ソ貿易交渉上、相当問題があったわけでありますが、当分入れないということで向こうの了解も得ているわけであります。これが約十五万トン弱でございますので、こういうものは当分の間入れなくて済む。
そのほか弱粘が入って参りますのが樺太炭が入って参ります。この樺太炭につきましては、日ソ貿易交渉上、相当問題があったわけでありますが、当分入れないということで向こうの了解も得ているわけであります。これが約十五万トン弱でございますので、こういうものは当分の間入れなくて済む。
で、輸入炭と国内炭とをカロリ当りの値段を比較してみますと、米炭が八十九銭、オーストラリア炭が六十九銭、樺太炭が六十七銭、国内一般炭が九十五銭、原料炭は九十九銭で、値段が外国炭に比べて商い割に品質が悪い。こういうことになると、どうも石炭産業は、斜陽産業から破産産業になるおそれも出てくる。で、これはやはりすみやかに政府が思い切った対策を立てなければならぬと思うのです。
そのほか、たとえば、きわめて微量ではございますが、先ほど当委員会においてもちょっと話が出ておりました日ソ貿易の関係で、ある程度ソビエトの樺太炭を入れなければならないのでありますが、この樺太炭輸入に関連いたしまして、それに見合うだけの重油の消費というものを、下期において外貨予算においてこれを節減していくというふうな方法において、石炭局から関係方面にはお願いをしておる最中でございます。
ソ連との貿易でございますが、ソ連は今のところ樺太炭を——これは戦前も入っておりましたが、樺太炭をたとえば本年度は十五万トン入れる予定でございますが、三十三年度は二十二万トン、三十四年度は三十万トン、炭質、数量等の関係から、将来三十万トン程度の樺太炭の輸入を計画しておるわけでございまして、これに見合う鋼材の輸出、特に珪素鋼板等が最近ソ連から相当の発注もございまして、相当輸出することになっております。
国内の弱粘、一部強粘もありますが、これが三百何トン、残りの四百トン余りが輸入——これは米国炭が主でございまするが、ほかに開らん炭あるいは台湾炭あるいはまた北樺太炭等も入っております。これは先ほど申しましたように、溶鉱炉の方が完成いたしました暁に幾ら石炭が要るか、一応の計算によりますれば、大体三十七年度におきまして千四百万トン余りでございます。
それで上期の輸入の計画のうち、十五万トンにつきましては、これはソ連炭、樺太炭でございますが、すでに決定いたしておるような次第でございます。あとの輸入をどうするかということでございますが、御指摘の中共炭の問題は昨年以来の値段の関係、それから貿易方式と申しますか、日中貿易協定がなお未決定の現状と考え合せまして、目下のところ中共炭を輸入する計画はございません。
その場合におきましてそのソースになるのは中共炭あるいは樺太炭でありますと申し上げたわけでありますが、昨年輸入しました一般炭の値段が非常に高かったということ、それから一般炭以外に開らん炭を輸入しておりますが、その値段もきわめて高い値段を要求されておるということで、一応話はストップしておるわけでございます。
またしばしばソ連からは買う商品がないではないか、こういう疑問もよく出されたものでございますが、昨今の樺太炭の引き合い、あるいは新しく沿海州の石炭を出そうじゃないかというソ連側の提案にうかがいます状況、あるいはわれわれが、本年度の国交回復後のクローム鉱の取引はこのくらいだろうと試算いたしまして数字が一万五千トンでございましたが、その実績がすでにもう本年の二月下旬に一万五千トンを上回る成約高で、三方五千
そういう関係では樺太炭なんかの建値が中共の開らん炭と関連して幾らである、アメリカ炭はCIFで幾らという点を考慮いたしましてソ連では建値をしてきておるというふうな点は申し上げられるかと思います。
最近樺太炭を輸入するにつきまして、鉄鋼業者と電力業者とガス業者の十二社がよく相談して、貿易商も輪番幹事をきめて、政府と連絡をよくして交渉しつつあるということですが、私はこれは独占の弊を招来しない限りにおいては、こういう方式が正しいのでないかと思います。
○宇田小委員 それで鉱石の点はこの前も御説明がありましたから、きょうは石炭のことを伺いますが、石炭では開らん炭の話もありましたが、一昨年来樺太炭の話も出ておったのであります。ソビエトとの関係もあってそういう問題が話題に上ってくると思いますが、樺太を中心としたあの付近の粘結炭についてはどういうことをお考えですか。
先ず樺太炭と開らん炭の問題を申上げておきますが、これはいずれも最初から強粘結炭という条件で実は輸入の許可をいたしたものでございます。
そうするとこれはいずれもバーター制のものであるということは間違いないのですから、そうなればやはり中共の開らん炭あるいはソ連の樺太炭というものが、いろいろな意味で相当迫つて来ることは明らかなのです。それからまた油の問題もやはりいろいろ迫つて来ることも明らかなのです。
で本年も米炭の割当を減らして千五百トン、はかり、樺太炭が契約が最近成立した。又船舶修理におきましては今仮契約が成立しておるものはまぐろ船三百三十トン級が五隻、それから曳船百九十トン級が四隻、約八億ドルの契約ができております。これは日立造船であります。更に今交渉が進んでおりまするのほかに漁船、それから曳船などで、会社は日立造船、函館ドック、浦賀ドック等が今交渉を盛んに進めておる状態でございます。
特に先ほど木下委員の御発言の中にも御引例になりましたように、昨年度におきましては遊船修理を見合いに、樺太炭を相当輸入いたした実績もあるのでありまして、すでにかような途が開かれておるのでございますから、今後その途を伸ばして行くということを考えて当然行くべきであると存じます。
○小滝政府委員 樺太炭で、バーターのようになりましたけれども、石炭の質が悪くて、実は買つた方が非常に困り、いろいろこれには技術的に困難な問題を生じたことを、私よく承知いたしております。大体向うから給付されるものは、最近は材木のことを非常にみんなわいわい言つておりますが、この両船に関する限り粘結炭であつたということを私記憶いたしております。
○委員長(中川以良君) そこでその今の今後の中共貿易なり、対ソ貿易が或る程度私は経済的に見て、これは非常に結構だと思うのでありますが、ただ国交が回復していないために、開らん炭の問題にしても、或いはソ連の樺太炭の問題にしても、まあ非常に粗悪品が参つてクレームが殖えておる。併し残念ながら国交を回復していないがために、そのクレームの持つて行き場がない。
○委員長(中川以良君) ちよつと私からお伺いいたしたいのですが、対ソ貿易の問題なのですが、最近新聞紙上等を見ますると樺太炭が輸入されておる。これといわゆるバーターの形式でソ連の船の修繕を日本で引受ける。ところが樺太炭はこれは原料炭として輸入すべきと考えておつてこれを輸入したのでありますが、一般炭と混炭をされておつて非常に品質が悪くて、原料炭にならん。
○岡野国務大臣 樺太炭はバーターで入るものでございますから、バーターでもし入つて、日本の方で切りかえて行けるならば、やはり外貨の節約になりますから、少くとも日本で需要の範囲内並びに日本の立場を欄乱せぬ程度におきましては入れてよろしい、こう考えております。
○川上委員 樺太炭は入るのですか、入らないのですか。
○岡野国務大臣 樺太炭の輸入につきましては、私聞いておつたのでございますが、これはまだはつきりと契約が成立しまして入つたものとは、私の今の考えでは思つておりません。
○佐多忠隆君 特にそのうちにまあ工場別でアジアの市場、或いは中共から、或いは樺太炭あたりが実績としてどれくらい入つておるか。二十八年度にどういうふうにその点をお見込みになつておるか。値段はどの辺の値段をどういうふうに考えられるか。それらの点も併せて、詳しくわかるような資料に基いて改めて御説明願いたい。
そういう日中貿易に対する要求というものはどこにでも起つておるのであり、それから又、この日ソ貿易の問題でも、現在でも、或いは少し前の近き過去においても、やはり或いは樺太炭であるとか、木材、パルプ、こういうものを輸入して、そうして日本の繊維工業であるとか、或いは漁船に使う網であるとか、そのほかいろいろの果実であるとか、こういうものを貿易すれば、非常に日本の経済の足しになるというようなことも言われておつたのでありますが
昭和十七会計年度を基準にいたしますると、当時日本では原料炭は約八百九十三万トン余り、そのうち内地炭が四九%強、あとは中国炭が約三百五十万トンで三九%強、そのほか満州及び樺太炭——これは北樺太でありますが、樺太炭ということになつております。